※記事内に広告が含まれています。

【極限性】ホロスコープの冥王星をディープに解説!

まるいゆめ!占い師やってます。

冥王星は徹底的に変化をもたらすため、怖いイメージがあると思います。

ホロスコープの冥王星は「破壊と再生」という両極端な意味があり、プラスの意味として、潜在力忍耐力が与えられることが多いです。

冥王星の怖い面と未知の力を知って、知識を深めてみましょう。

まるちゃん
まるちゃん

めいおうは、闇の王…

created by Rinker
ナツメ社
¥1,540 (2024/05/07 22:37:04時点 Amazon調べ-詳細)
スポンサーリンク

根源的な変化をもたらす

蠍座の支配星が冥王星です。蠍座は他者や組織と一体化することで、自ら変容するサイン(星座)です。

そのため冥王星は変容、変化させるために、無理やり困難なことを押しつけてきます。

だから冥王星は「強制力」という意味があり、根本的、根源的な変化を要求してくるのです。

また冥王星は大きな財や金融の象徴です。

蠍座は心理的に従属できる強固な集団をつくることができるので、信頼性に結びつきます。

なぜなら人や組織と一体化するには、蠍座の一つ前である天秤座の人と人の間にある境界線、警戒心を超えなければならないからです。

そのような信頼性がある蠍座は逃げない、裏切らない性質です。

そして蠍座の反対のサインは牡牛座であり、目に見える価値、金銭を意味します。

牡牛座の個人の資産を蠍座が集めることで、集団の資産になり、蠍座は銀行や大企業を象徴します。

そのため冥王星は、力や権力の象徴を表していて、木星にアスペクトすると、権力や成功を求めます。

また冥王星が金星にアスペクトすると豪華になり、お金の使いかたが派手になる場合もあります。

冥王星の影響は認識しづらい

冥王星の公転周期は249年であり、一つのサインを通過するのに、十数年かかると言われています。

そのため土星以降の「トランスサタニアン」は、世代的な影響を表しています。

ただし冥王星は天体の中でも一番深い影響があるにも関わらず、認識しづらい天体です。

認識できないのは、太陽系の一番外側、はしに冥王星があるからでしょう。

冥王星のゆっくりとした動きは、アスペクトする天体に鈍さを与え、冥王星があるハウスは、認識しづらい傾向が出てきます。

ホロスコープを活用すれば、冥王星の影響を意識できますが、コントロールすることは不可能な天体だと思います。

天王星の刷新する変化と冥王星の徹底的に変化させる違い

冥王星は根底から変化させてきますが、天王星も「変革」して、新しくしようとする天体です。

地球から肉眼でギリギリ見える天王星は、この世の地上的な範囲での変化を求めます。

一方海王星と冥王星は、肉眼で見えないので、海王星は現実面が弱くなり、冥王星は死後の領域に突入します。

そして天王星は従来のものを破壊して、風通しをよくしますが、冥王星は破壊したら、修復しようとします。

この異常な復元力が、冥王星の未知の力であり、天王星との違いです。

そのため冥王星は両極端を意味する、「死と復活」「破壊と再生」という意味があるのです。

極端なので、中途半端な影響にはなりません。

冥王星のカルマ

徹底的な変化を要求してくる冥王星は、深刻な体験をしやすく、逃れることができません。

そのため冥王星は、逃れられない運命という意味で、「カルマ」を象徴しています。

一般的には「土星」がカルマと言われていますが、現実を押しつけて否定してくる土星は、ヒエラルキーによる支配が前提の社会だと、よくあることではないでしょうか。

土星は全員に発生する社会的重圧責務だと言えます。

しかし冥王星は、全員に影響するものではありません。

冥王星を認識できない人もいるからです。

またその土星に冥王星がアスペクトすると、土星の壁を冥王星が壊そうとするため、ハードアスペクトだと土星のあるハウスなどに異常性が出てくることが多いです。

ソフトアスペクトだと逆に打たれづよさや忍耐力の資質になります。

冥王星の試練

「神様は乗り越えられない試練は与えない」という言葉がありますが、冥王星がハードアスペクトの場合、乗り越えられないことが多々あります。

しかし失意の底に沈み、あきらめたところで、人生の新しい扉が開くのもまた事実です。

なぜなら冥王星は「死と再生」を意味するからです。

実例・手塚治虫の冥王星

『ブラックジャック』や『鉄腕アトム』などたくさんの漫画やアニメ作品をつくり、日本のサブカル文化の礎をきずいた、手塚治虫先生の冥王星を紹介したいと思います。

冥王星の前に太陽と木星のオポジションを見てください。

蠍座太陽3ハウスと牡牛座木星9ハウスのオポジション

現在の週刊連載の漫画家は、休みが取れず忙しいことで有名ですが、手塚治虫先生も6、7本同時連載していて、働きすぎていたようです。

それは太陽と木星のオポジション(180°)に表われていて、太陽の仕事を木星が拡大することで過剰にしてしまいます。

またオポジションは3ハウス9ハウスに位置していて、その2つのハウスが関わると、物書きの仕事をすることが強調されます。

さらに蠍座牡牛座間でのオポジションなので、質の高い漫画を描くことに妥協しません。

仕事を受けすぎて、納得する漫画を描こうとするのですから、当然忙しくなります。

太陽と木星のオポジションに対して、蟹座月・火星、冥王星11ハウスのステリウム(複数合)が、調停の頂点。

火星と冥王星がコンジャンクションなので、尋常ではない活力を持ち、特に危機的な状況で、挽回できる力があります。

このアスペクトが月にコンジャンクションなので、生まれ持った性格に野心や意欲が加えられ、ある意味、人生において常に深刻な問題が表われたのではないかと思います。

そして絶対にあきらめない人格無限の活力が、オポジションの意味である大量の仕事をこなせていた理由でしょう。

またステリウムの3つの天体は11ハウスにあり、未来的で先進的な仕事に取り組むことに意欲をだします。

手塚先生の夢は、日本発のアニメを制作することであり、その取り組みが実際の未来に実現しました。

日本で最初に30分枠のアニメ作品として造られたのは『鉄腕アトム』です。

『鉄腕アトム』は、手塚先生のホロスコープに面白く反映されていて、11ハウスは水瓶座に対応するので、ロボットの象徴であり、冥王星は「原子力」の象徴です。

さらに蟹座11ハウスだと、蟹座の国民に広く共感されるような人気を意味するため、日本人はロボットに対して、親和性を持つようになりました。

このように日本人の精神性に大きな影響を与えて、科学技術の発展にまで貢献することができたのは、冥王星の限界を超えるパワーが発揮されたからでしょう。

まとめ

冥王星のポイントは、

  1. 根源的に変化させるため、強制力が働くことになる。
  2. 権力や莫大な財産の象徴。
  3. 太陽系の一番外側に位置するため、認識しづらい。もしくは認識できない。
  4. 両極端の「死と復活」「破壊と再生」という意味があり、中途半端な影響にならない。
  5. 「カルマ」の象徴であり、たまに異常性ある出来事が起きる。
  6. 冥王星のあるハウスは、限界を超えるか、潜在的な力を意味する。
まるちゃん
まるちゃん

めいおうせいの暗さなんて、笑顔で吹き飛ばすよ。

天体解説シリーズ↓

コメント