まるいゆめ!占い師やってます。
初心者から中級者に必要なホロスコープの本を紹介します。
中級レベルの本の紹介を先に見たい方はこちらから。
初心者におすすめの本5選
30冊以上の占星術の本を読んだ中から、これから勉強を始めようとする初心者の方に向けて、5冊の本をランキングで紹介していきます。
ランキングの基準は…
初めて占星術を勉強しようとしている人が、だいたい網羅的に勉強できて、かつ読みやすく、分かりやすい本です。
なおアスペクトについては、初心者の方だと非常に難解なので、評価基準に入れておりません。
また本の中で学習できる内容をピックアップしているので、参考にしてみてください。
今回の記事で紹介するのはこの5冊
- カラフルな装飾で読みやすい・『いちばんやさしい西洋占星術入門』
- 実践的で分かりやすい解説・『鏡リュウジの占星術の教科書』
- 漫画が面白く、個性的・『しあわせ占星術』
- 難しい文章だが、理論的な解説で納得・『基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門』
- 抽象的で独特な文章・『石井ゆかりの星占い教室ノート』
1位 いちばんやさしい西洋占星術入門
圧倒的にビジュアルがカラフルで、雑誌のようにすいすい読みたくなってくる一冊です。可愛いイラストも豊富で、勉強に取り組みやすいでしょう。占星術の基礎知識は網羅的に書かれているので、ホロスコープの世界をあらかた学べます。また相性占いや運勢占いも乗っているため、勉強以外の目的でも楽しめる本になっています。初心者に一番おすすめの本です。
この本で学習できる内容
- 星座と天体の組み合わせ
- 天体とハウスの組み合わせ
- 「ASC」「IC」「DES」「MC」の星座の解説
- 「性格」「恋愛」「結婚」の相性解説
- 5つの天体を使った運勢解説
2位 鏡リュウジの占星術の教科書1
分かりやすくかみ砕いた文章で書かれていて、占星術の必要な知識はほとんど網羅されています。ホロスコープを見るさいに大事なポイントや読み解き方も解説されているので、本格的に勉強したい方にもおすすめです。簡潔なキーワードが表記されていて確認するのに便利です。
また著者の鏡リュウジ先生は、ユング心理学をベースにした心理占星術に属しています。現代占星術と共通しているので、勉強するに当たって心配ありませんが、ほんの少しだけ解説が他の本と異なるところがあります。
この本で学習できる内容
- 星座と天体の組み合わせ
- 天体とハウスの組み合わせ
- ASCの星座の解説
- ASCとMCの支配星が位置するハウスの解説
- キロンのハウスとアスペクト
3位 しあわせ占星術
癖が強く笑える漫画が挿入されていて、楽しめる一冊です。「自分のことは自分で決める」という考え方でホロスコープを活用していこうというスタンスです。
不足している内容として「星座×天体」の解説の量が少ないです。また「ハウス×天体」はマンガで簡潔に解説されているだけなので、他の本で確認する必要があります。ただ私はホロスコープをある程度、勉強してから購入しましたが、新しい解釈として得るものがありましたので、持っていても損はないと思います。
この本で学習できる内容
- ハウスのカスプのサインの解説が豊富
- 「太陽×水星」が位置する星座の関係性の解説。私が知る限り初めて見ました。貴重です。
4位 基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門
理論的ではっきりとした解説で、体系的に学べる一冊です。ですが前半と後半の2冊に分かれているため、前半の一冊では勉強できません。前半の一冊は、ホロスコープの基礎知識を重点的に解説していていますが、文章が難しく感じます。ただ占い師の私が読んだところ、たくさんの新しい発見があり、今まで疑問だったところが腑に落ちるぐらいの良書でもあります。松村潔先生の本が好きな人や硬派で骨太な解説が好きそうな男性の方におすすめします。
この本で主に学習できる内容
- 「ASCとDSE」の星座の組み合わせの解説
- 「ICとMC」の星座の組み合わせの解説
- 太陽と月の星座同士の組み合わせ144通りの解説
- 12星座と10惑星のマークの書き方と成り立ち
5位 石井ゆかりの星占い教室のノート
独特で魅力的な文章でさらさらと読み進めてしまう一冊です。著者の石井ゆかり先生も「はじめに」で書かれていますが、ホロスコープの知識をある程度、知っている方向けの本です。「天体とハウス」の解説はありません。抽象的で美しい文章なので、ホロスコープの世界に触れてみたい女性の方におすすめです。ほとんど占星術の勉強をしたことない人は3分の1ぐらいわからない部分があります。
この本で主に学習できる内容
- サインと天体の解説
中級者におすすめの本6選
出生図のホロスコープを読み解くのに必須な本を紹介しています。
- ホロスコープを本腰入れて勉強したい
- 独学で勉強していたけど、統合的に分析できない
- 実践的な読み解きかたを知りたい
という方におすすめです。
またセレクションした結果、松村潔先生の本がほとんどを占めましたが、網羅的に詳しく解説している人が少ないからです。
独学に必須の6冊を簡潔に紹介
- 無思考で買うべき・『完全マスター西洋占星術』
- 入門?レベル高すぎ・『最新占星術入門』
- 神は細部に宿る・『愛蔵版 サビアン占星術』
- 心理占星学を学ぶ・『鏡リュウジの占星術の教科書①』
- 月の活用法がびっしり・『月星座占星術入門』
- サイン同士の角度の解説・『完全マスター 西洋占星術Ⅱ』
独学者は本が先生!
『完全マスター西洋占星術』松村潔
占い師のバイブルと言うべき一冊です。この本だけでホロスコープの知識をあらかた身に付けることができ、頑張れば占い師になれる可能性があります。
サイン、天体、ハウス、アスペクトの重厚で深い解説が特徴です。それら以外にもたくさんの有益な解説があり、独学を始めてから2年以上たっていますが、消化しきれていないほどです。実践的な解釈も豊富なので、独学者にとって嬉しい限りです。
■4つの要素(サイン、天体、ハウス、アスペクト)以外で学べる内容
『最新占星術入門』松村潔
占い師のバイブル2冊目です。出生図を解読するための細かいテクニックがぎっしり詰まった一冊です。本のタイトルには入門とありますが、初心者がこの本を買っても活用できないくらい高度な技術でいっぱいです。
幹は『完全マスター西洋占星術』、枝葉は『最新占星術入門』と言えるかもしれません。幹だけの知識でホロスコープを分析するのと、枝葉をしっかりと頭の中に入れて分析するのとでは、正確性の部分で大きな差が出てきます。
また『完全マスター西洋占星術』とは別に、ホロスコープの本質的で実用的な考え方や基礎知識を学習できます。
■特に役に立った内容
『愛蔵版サビアン占星術』松村潔
サビアンシンボルとは、30度の幅があるサインを細分化した1度ずつの詩文であり、その象徴的な詩文を松村潔先生が幾何学などを活用して解析、解説されている本です。
最初にホロスコープの全体を見て、最後に一番小さなサビアンを確認することは、ホロスコープの完全分析と言えるでしょう。
360個のサビアンの意味が乗っているため、辞書的な読み方になります。またサビアンの癖のある詩文と意味をどのようにして読むかは各々です。
また簡易的なサビアン占いとしても使えます。例えば、P月は一か月に約1°進みますが、その次の度数の意味を本で調べることで、どのような運気か分かります。
■下記の有名人のサビアンシンボルで読む、ホロスコープの解釈が載っています。
また新しく解説された分かりやすいハウス自体の意味と天体×ハウスの意味も載せてあります。
『鏡リュウジの占星術の教科書1』鏡リュウジ
松村潔先生がマニアック的だとしたら、鏡リュウジの先生はメジャー的なポジションと言えるかもしれません。表現や考え方が異なる解説を読むことで、一層理解力が高まりますし、異なる知識を仕入れることができます。
また『占星術の教科書は1、2、3』とシリーズになっていて、出生図から相性、プログレス、トランジットと勉強していくことができるため、独学するなら3冊とも必須の本です。
『月星座占星術入門』松村潔
ホロスコープの月を深掘りできる本です。人間の心身の象徴である月をどのように活用していくかが分かります。この本のメインの解説は月×サインです。著者の他の本よりも分かりやすく書かれているので、初心者でも役立つ一冊です。
■月×サイン以外で学べる内容
『完全マスター西洋占星術Ⅱ』松村潔
amazonのレビューでは、内容の大半をサビアンシンボルの新しい解説が占めることやホロスコープの教科書にはならないと酷評されています。実際の内容は、600ページ中、200ページがサビアンシンボルの解説、100ページが寄稿コラムであり、実質、半分のページしかない不満から評価がよくないのでしょう。
全体的に上級者向けだと思いますが、中級者に役立つ知識がサイン同士の角度の解説です。例えば、牡羊座と双子座の60°のサイン傾向が解説されています。解説されている角度は、0度、60度、90度、120度、150度、180度の関係性です。
丸井はこのサインの関係性の解説を確認する頻度が高く、ホロスコープの解釈にずいぶん役立っています。
■特に役に立った内容
◆下記の有名人のホロスコープの読み方の実例が載っています。基本の読み方でありながら高度なので、独学者にとって、とても参考になります。
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